夜勤前には見ないで!17年間病院勤務している私が語る背筋が凍る話

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現代の日本で最も多くの命が消えていく場所はどこだろうか?

あなたの想像通りそこは「病院」です。

今回は17年間臨床工学技士として病院勤務している私が経験した、病院で起きた奇妙な体験をお話します。

目次

誰もいない個室からナースコール

この話は私が20代後半の頃の話です。

私は主に人工透析の治療をする部署で仕事をしています。

透析室と呼ばれています。

その日は患者さんがみんな帰った後、詰所でPCを使って作業をしていました。

PCを使った作業を22時過ぎまで行っていました。

22時までは私と先輩が詰所の中で作業をしていましたが、22時に先輩は先に帰りました。

「おつかれさで~す」

と挨拶をして・・・

詰所の中で私一人になりました。

私は霊感のようなものは持ち合わせておらず・・・というか信じていなくて、幽霊の類は信じていませんでした。

作業は詰所の明りだけ点けて行っていたので、詰所から離れたところは暗くてほとんど見えません。

普段は特に何も考えることなく作業をするのですがその日は何故か、誰もいないはずのフロアーが気になりました。

「なんか気味が悪いな・・・」

「なにか物音がしたような気がする・・・」

何となく気持ち悪い雰囲気がその日に限って漂っていました。

22時30分くらいに突然、個室のナースコールが鳴ったのです。

「ピーンポーン」って

私は一瞬でパニックです。誰もいないはずの部屋の中らかナースコールが鳴っているのですから。

ナースコールというのは、受話器を一度ナースコールの親機みたいな装置の受話器を上げるか、ナースコールがなっているベッドの復旧ボタンを押すまで音が鳴り続けるのです。

とりあえず受話器を上げてすぐに下す私。

受話器を耳にあてないのは、普段からナースコールがなっているベッドを確認すると受話器を上げてナースコール音を停止してベッドへ向かうとう流れで対応していたという事。

そして何より受話器から変な声が聞こえたらもう耐えられない・・・

そんな思いからです。

受話器を一度上げて下すとナースコールは鳴りやむ

しかしすぐに「ピーンポーン」

まただ

放置して帰るわけにもいかず、ナースコールがなっている個室に行くことにしました。

怖くないといったら嘘になりますが、その時はこの不可解な現象を解明する必要がある。

そんな使命感に駆られていました。

個室の内に入ると、当然真っ暗です。

誰もいないはず。と思ったら、ベッドの下で動く黒い影が・・・

そこにいたのは、幽霊でも妖怪でも宇宙人でもなく

30分前に帰ったはずの先輩でした!

どうやら私を驚かせてやろうと、帰ったふりをして、個室で30分間息をひそめてからナースコールを押したらしい。

なぜそんなの事をしたのですか?と尋ねたら

魔が差した

だって!

あの頃はみんな若かった・・・(それだけの話・・・)

水場にはやっぱりいるみたい

水回りには神様が宿るとよく言われます。だからきれいに掃除しましょう。これもセットで言われています。

ある日、外来通院されている透析患者さんが言っていました。

あの隅に誰かいるよね。

流しのところ

と話していました。

私は「今はだれもいないはずですが」と答えました

実際そこには誰もいなくて、家庭用シンクの大きいサイズが設置された洗い場あります。

また別の日、別の患者さんが、あの洗い場の所に立っている人はだれ?というではありませんか!!

どうやら中には霊的なものだとわかって洗い場の所に誰かいると話す人もいます。

私は何も感じませんし見えません。

なぜ複数のひとが同じところに、誰もいないのに誰かいると訴えるのか?

科学では証明することができません。

やはり水回りには何かがあるのでしょうか?

いまでも、時々 あの洗い場の・・・と言われることがある・・・

私には何も見えないのですが、少し冷やりと汗が出ます。

誰も出入りしていない更衣室にキンキンに冷えたコーラが!

私の勤務する病院は仕事をしながら人工透析を受ける方を対象に22時まで治療を行う夜間透析を行っています。

その日私は遅番勤務で、夜間透析を担当しました。

すべての患者さんが帰ったのを確認して、片づけと清掃をします。

透析室には外来患者さん向け用に更衣室が男性用・女性用の2部屋準備されています。

女子ロッカーの片づけをしていて、ふとベンチをみると未開封のペットボトルのコーラが置いていあります。

誰か忘れていったのかな?と思ってそのペットボトルに触れると・・・

キンキンに冷えてやがる

ほんの数分前に冷蔵庫から出してそこに置いてあるかのような冷たさでベンチの上に置いてあったのです。

人工透析は月水金のクールと火木土のクールに分かれていて、その日は土曜日。火木土夜間透析コースには女性の患者さんはいないのです。

午後クールの患者さんの中には女性の方がいたので、そのペットボトルのコーラは少なくとも17時よりも前からそこにあったはずなのです。

なぜそこにキンキンに冷えたペットボトルのコーラがあったのか?

  • 男性の患者さんが女子更衣室に置いていった
  • まったく関係ない人が女子更衣室に入ってきて置いていった
  • なにか常識では考えられないような存在がそこに置いていった・・・

あまりにも不思議だったので、そのペットボトルはベンチに置いたままにして帰りました。

本来忘れ物があると、回収して病院総合受付に回すのですが、その日に限ってはそのペットボトルはそのままにしたほうが良い・・・

そんな気がしたのです

この話はこれで終わりではありません。

翌日、早番勤務のスタッフに尋ねてみたところ、女子更衣室には何も置いてなかった。

前日の遅番勤務の私たちが施錠して、翌朝の早番勤務のスタッフが開錠するまで、密室だったはずの女子更衣室から、コーラのペットボトルが消えたのです。

そもそも本当コーラのペットボトルなんてあったのか?

この謎は今でも解明されていません。

 病院の敷地の横にあるお地蔵さん

私が勤務する病院の敷地の横の歩道にお地蔵さんが設置されています。

そして気になることに、病院の上層部の方々(院長、看護部長、事務長クラス)が病院の運営で問題が起こると、そのお地蔵さんにお参りをするのです。

2020年現在深刻な問題である、新型コロナウイルス対策を始めるときも、病院上層部の方々がそろってそのお地蔵さんにお参りをしていました。

この話は40年以上病院に勤務されている看護師さんから聞いたのですが、昔は今の場所にはお地蔵さんは無かったようです。

お地蔵さんが設置されているのは、病棟の廊下の窓の真下なのです。

今では、その窓は開かないようになっていますが、昔は普通に開いたそうです。

もう分かったと思いますが。

そのお地蔵さんは、病棟の廊下の窓から転落して亡くなった方の霊を鎮めるために設置されていたのです。

どのような思いで、病棟の窓から転落したのか?それは分かりません。

そのお地蔵さんの前にはどこのどなたかが、いつも花を活けてくれていて、お供えもおいてあります。

日常の一部になっている風景ですが、よくよく話を聞くとそんなことがあったなんて・・・

おわりに

以上私が病院で体験した背筋が凍る話でした。

すべて事実を元にお話しすると、こんな感じになります。

全然背筋凍らなかった?

 実は私、霊感のようなものは全然ないんですよね。

子供の頃は、幽霊とか宇宙人とかそういうのがものすごい怖かったのを覚えています。

中学生の頃までは金縛りにあったり、幽霊的なものを見たこともあります。

大人になると、そういう感覚が無くなるのか、それとも子供の頃は脳が未発達で何か幻覚的なものを見ていたのかもしれません。

そもそも私は非科学的なものは基本的に信じません。

ですが、生活の中で非科学的なものにすがることは実際よくあります。正月にはおみくじを引くし、初詣に行ったり、パワースポットに行ってみたりと。

頭では分かっていても、心の片隅では非科学的なものをすべて否定できていない自分がいます。

時々、科学では説明できないことが起ることがあります。

ヒヤリとします。 

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この記事を書いた人

こんにちは!らいん工学技士です。
今は臨床工学技士をしています。昔は工場のライン工をやっていました。
毎日ベルコンベアーで流れてくる外装タイルの色分けしたり、箱詰めしたりしていました。
この仕事やべぇって!と思い、医療の世界に飛び込みました。
ライン工から臨床工学技士へ。それが私「らいん工学技士」。

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