今やどんな仕事をするうえでも、パソコンは必ず使います。
かなりの割合の病院で電子カルテが導入され、どこを向いてもPCで溢れています。
病院内で生命維持管理装置の管理を行う臨床工学技士にも当然PCスキルは求められます。
ではどのくらいのPCスキルが求められるのでしょうか?
私、ライン工学技士のPCスキルはこんな感じ
- 部署内のPCの購入から運用まで任されている
- 初級システムアドミニストレーター資格を所持(ITパスポート試験の前進)
- MicroSoftAccessでME機器管理システムを始め数多くのシステムを運用
私が、臨床工学技士が社会人として、これは必要だろっ!っていうPCスキルについてお話しします。
臨床工学技士技士に必要なPCスキル:Word
ワープロソフトの定番であるWord。
文章作成に特化したMicroSoftOfficeに含まれているソフトです。
A4用紙1~2枚程度の報告書から、数十枚に及ぶマニュアル作成や論文の作成まで用途は広く使われます。
Wordできない人あるあるで、非常に多いのがインデント設定を「スペース」でやってしまっている人です。
「余白変更したら文章がおかしくなったー!」と言われて、Wordファイルを見てみると大抵、インデント設定を「スペース」でやってしまっています。
↓悪い例
これ1ページくらいの文章なら我慢できるのですが、5ページくらいから、しんどくなります。
これが出来るかどうかで、Wordがちゃんと使いこなせているかどうか、大体判断出来てしまいます。
その他Wordで求められるスキル
- 余白の設定や、用紙サイズ・印刷の向きなどページ設定が変更できる
- 文字列の配置の変更(右揃えなど)ができる
- 行間の変更が出来る
- 図形の挿入・編集ができる
- オンライン画像の挿入・文字列の折り返しの設定ができる
思い当たるだけ挙げました
最低限のスキルを書きだしましたが、当たり前すぎることは書いていません。
臨床工学技士技士に必要なPCスキル:Excel
表計算ソフトの定番であるExcel。
表計算をしたり、表やグラフを作成することから、データベースとVBAやマクロを活用してシステムを作ることもできます。
私の場合、データベースを扱う時や、システムを作るときにはMicroSoftAccessを使うので、Excelでデータベースを扱ったり、VBAを記述したりすることはあまりあませんが、出来るととてもかっこいいです。
自宅のPCにExcelはインストールされているけどAccessは無いということがよくあります。
どこのPCでも使えるExcelでシステム構築を出来るスキルは重宝されます。
Excelで求められるスキル
- 足し算・引き算・掛け算・割り算等の計算や、平均などの簡単な関数を使える
- 作成した表に罫線を引いたり、色や網掛けができる
- 作成した表からグラフの作成ができる
- VLOOKUP関数などの関数を使用して、データの集計ができる
臨床工学技士技士に必要なPCスキル:PowerPoint
PowerPointを使うにはOfficeのHome and Bisinessを入れいる必要があります。
職場のパソコンに入っていることが多いと思います。
PowerPointはWord、Excelがそこそこ使えるようになったら、次に使いこなす候補の中でNo1です。
臨床工学技士のキャリアを伸ばすためには、研究発表をしたり、病院内で勉強会を企画するということが、必要不可欠です。
研究発表や勉強会のスライドや資料を作るために、PowerPointがマストアイテムです。
その中で、質の高いスライドや資料を作り、発表することで、その人の評価を飛躍的に上げることが出来ます。
PowerPointの操作自体はそれほど難しくありませんが、センス重要です。
それと、スライドで使える素材をどれだけ準備できるかが、上手・下手の分かれ目と言えます。
臨床工学技士技士に必要なPCスキル:Access・FileMaker
AccessやFileMakerはデータベース管理ソフトです。
大量の情報をデータベースとして管理するためのソフトです。
求められるスキルレベルは、簡単なシステム開発が出来るというあたりです。
Excelでも、データベース管理は出来るのですが、 AccessやFileMakerを使えば、Excelで1時間かかる作業が10分で終わります。
私はFileMakerでシステム開発をした経験がないので何とも言えませんが、
Accessでいうと、AccessVBAを使えば簡単なシステムから、独学で本格的なシステムまで作ることが出来ます。(私がそうです)
AccessやFileMakerを実用レベルで使える人材って、医療職の中では多分1%程度しかいません。(私の感覚)オフィスワーカーの方ならもっといると思いますが・・・
データベース管理ソフトは使える人が少ないが、部署内に得意な人がいると、業務がとても楽になります。
医療職だと、患者さんの検査データを管理したり、処置内容を記録するためにExcelを利用すると思います。
入力作業と集計作業の手間を削減することにデータベース管理ソフトは活躍します。
研究用のデータ入力をExcelで行うと、入力作業をする人が限られたり、入力作業が煩雑になるので入力ミスにつながります。
AccessやFileMakerなどのデータベース管理ソフトを使いこなすことで、その手間が大幅に軽減されます。
データ入力のフォームを作ってしまえばあとは、他のスタッフにませてしまえば、自分は他の業務に時間を割くことが出来ます。(楽することもできます)
データベース管理ソフトはすこし始めるに少しハードルは高いのですが、習得すると業務が劇的に楽になるツールです。
Accessを使うには?
Office PersonalまたはOffice Home and Bisinessを持っているなら、Access単品を購入することをお勧めします。
Officeのバージョンが古かったり、新規でOfficeの購入を検討しているなら、Microsoft 365 soloの購入がおすすめです。
学生や、学校教職員の方なら、Office Academicが購入できます。Academic版はネット購入ができません。(正確には出来るけど、値段が高い・・・)
家電量販店等の実店舗で学生証や職員証を提示することで、購入することが出来ます。
動画編集ソフト
どんな業種であっても業務手順を統一下するため、マニュアルを作成することがあります。文書のマニュアルで手順を統一することも有効ですが、細かいニアンスが伝わりません。
動画を撮影して、共有することで細かい所までスタッフ間で手順を統一することができます。 動画編集で求められるスキル
撮った動画にテロップを付ける
元動画を切り貼りして繋げることが出来る
動画を取りっぱなしより、説明テロップを入れたり、間延びしてしまった個所をカットしたりすると、視るほうも見やすくなります。それには動画編集ソフトが必要です。
数万円もするソフトを買う必要はありません。とは言え、無料ソフトでは機能的に不十分です。
5000円前後で動画編集ソフトがあれば、大体の動画編集に対応できます。
私の場合、PowerDirector Standard 通常版を購入して愛用しています。 リンク
この PowerDirector はとても優秀で、初心者がはじめて動画編集をする場合にも使いやすく、動作がとても軽いのが特徴です。
プロセッサCore i5、メモリ8GBのノートPCで十分快適に動画編集が可能です。
なにより、 PowerDirectorにはスクリーンレコーダーというソフトが付属しているところが嬉しいところ。
PC画面をそのまま録画できるという機能です。
この機能を使えば、PC操作の説明動画も簡単に作ることが出来ます。
PowerDirectorはソフトウェアのランクが
Live>Ultimate>Suite>Ultimate>Ultra>Standard
となっていますが、一番下のランクのStandardにもスクリーンレコーダーが付属しています。
PowerDirectorおすすめです。
まとめ
臨床工学技士として、必要なPCスキルについてまとめてみました。
私の場合普段、看護師やかなり年上の医師からPC操作について聞かれることが良くあります。
その時に発生する、私からGive&Giveの精神が結果として、良好な人間関係につながり、仕事がしやすくなるという好循環を生み出します。
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