こんにちはらいん工学技士です。
毎朝ヒゲは剃っていますが夜間緊急の呼び出しの後、気がつくと無精ひげになっています。
今回は4月から新社会人になった、あなたに贈る言葉として記事を書いていきたいと思います。
私は臨床工学技士という仕事を始めて15年くらいです。分類するな中堅というカテゴリーが当てはまります。
臨床工学技士として病院勤務している立場から新入職員に向けてお話していきたいと思います。
今年就職した人はコロナで大変!でもそんなに大した問題じゃない
今年入社の新社会人の皆さんは、昨年までに入社した人とは境遇が全然違います。就職すると大抵の業種で新人研修というものが1週間程度あり、その後現場に配属されるというのがお決まりの流れです。
しかし今年は新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、会議室等に集まり研修を行うという事をしないまま現場に配属となったところが多いようです。
十分に研修を受けることなく現場配属になり、あなたは不幸だと思うかもしれません。
でも・・・
言っておきますが、新入職員の始めの研修で教わったことなんて1年以内に忘れます。
就職して2年目の看護師に研修で話した輸液ポンプの中央管理の事や医療ガスの取り扱いの事を聴いても、説明があったことすら忘れています。悲しい・・・😭
大切なことは会議室の中ではなく、現場にあるのです。
混乱した時代コロナ禍、柔軟な対応ができる若者が有利
病院で働いていて思う事。
非常事態宣言が解除されても、以前の様な状態戻るのは数年先の事になりそうです。依然として外来患者さんの人数は少ないし、手術件数や検査件数も少ない状態です。
病院の経営はどこの施設もコロナ対策でお金を使いすぎたことと、収益が減っていることで困窮しています。
このあたりの問題は、病院上層部の間では重要な問題ですが、新入職員の皆さんには差し当たって悩みの種になることは無いと思います。
身軽で柔軟な対応ができる新入職員の若者(若者じゃない場合もありますが・・・)は実は身動きがとりやすいのです。
新入職員の皆さんは 自分が配属された部署の業務を覚えることと、専門知識を深めることに力を注げばいいのですから。
勉強するならオンライン
2020年は東京オリンピックの年だったなんて、最近になると忘れている事があります。
そうです。延期です。
オリンピックに限らず世界規模でいろんなイベントがコロナのせいで中止や延期になっています。
臨床工学技士を含む医療従事者向けの学会・研修会も 同様に中止になったり延期になったりしています。
臨床工学技士界隈で大きなところでいうと、2020年は日本透析医学会が6月12日(金)~14日(日)の開催予定だったのが11月2日(月)~8日(日)の日程でWEB開催という事になっています。
日本臨床工学技士学会は2020年5月23日(土)~24日(日)の予定が9月29日(火)~30日(水)に変更となっています。2020年の日本臨床工学技士学会は現地とWebのハイブリット開催となっています。
実はWeb開催、つまりオンラインの勉強会。何回か受けてみましたが、実際の会場で勉強するよりメリットが多いことが分かりました。
オンライン勉強会のメリット
- 感染症の拡大を防ぐ効果がある
- 自宅で落ち着いて受けることができる
- 交通費がかからない
- お菓子を食べながらでも受けることが出来る
- 周りの人に気を使わなくても良い
- 着る服に気を使う必要がない
などなど・・・挙げればどんどん出てきます。
いままで学会や勉強会に参加して席が満席で座れなかったり、前の席に座った人の頭が邪魔で前が見えない何てことはよくありました。
せっかくの休みの日にわざわざ公共交通機関を利用して出てきたのに、講師の先生やスライドがしっかり見えないとがっかりですよね。
ではオンライン勉強会のデメリットについて挙げていきます
オンライン勉強会のデメリット
- さぼろうと思えばさぼれる
- 自宅にネット環境がないと厳しい
- 自宅だと思わぬ邪魔が入ることがある
デメリットはこのくらいでしょうか?
自宅にネット環境が無いと正直厳しいです。スマホでオンライン勉強会を受講すると通信量がすぐに頭打ちになってしまいます。
お子さんがいる家庭だと、自宅だとなかなか集中できないという事はあるかも知れません。
メリット・デメリット双方を考えて、学会・研修会はオンラインで受けることが出来るといいなと個人的には思います。
勉強する気さえあれば、オンライン勉強会は最強なんです。
特に新人の人たちには特におすすめなのです。
周りに気を使わなくてもよい事、交通費がかからないことのメリットはとても大きいですよね。
一人で受けるとさぼってしまうという人は、学生時代の友人と一緒に受講すると良いです。オンラインでありながら、すこしオフライン要素も味わえます。
定時以降の時間をどう過ごすか
定時以降は基本的に仕事をする必要はありません。
というか、2019年に打ち出された働き方改革により、
残業をすること=悪
という構図が出来上がりました。
一昔前・・・私が新人の頃は新人が先輩より早く帰るなんてとんでもない!という風潮でした。
でも、新人の頃って残っていてもできる事が無いんですよね。
今は管理職がスタッフに不要な残業をさせないようにする義務を負っているので、不要な残業は無用です。
ただ、一つ心にとどめておいてほしいことは、新人のあなたの指導担当者は新人であるあなたの指導に要した時間だけ、自分の仕事が遅れているという事です。
それはそれで仕方がない話のですが
仕事は感情に流されてはいけないものですが、実際には人は感情に支配されてい生きているのです。
だから、新人は定時で帰る。でも先輩にちゃんと声掛けをする。
これが大切なのです。
コミュ障はトークを力を養うより一芸
コミュニケーションの能力が高い人っているんですよね。私はそうでもないのでコミュ力高めの人はうらやましい・・・
臨床工学技士は大多数は病院で働く仕事です 。病院は看護師さんをはじめとした、女性が多い社会です。
この中で、上手に立ち振る舞うには、卓越したコミュニケーション能力があるととても有利です。しかしこの卓越したコミュニケーションの能力をもっているのは臨床工学技士全体の1~2割くらいです(私の感覚)。
ではその他8割のコミュ障(言い過ぎ)の庶民はどうしたらいいのか?
答えは簡単です。
何か得意な分野を作ることです。
そのための勉強です。
私の場合、新人の頃からパソコンに詳しかったので、パソコンの知識は部署内の誰内も負けない状況をつくりました。
そうすることで周りの人は私を一目おくようになり、その結果仕事をしやすくなりました。
まとめ
私の主観で長々と話してきました。新人の頃の悩みってほぼ人間関係なんですよね。大きな組織になればなるほど、人間関係は複雑になります。
組織の中で働いていると、 あの人とあの人は仲が悪い。部署内の派閥など、どうでもいい問題に巻き込まれることもよくあります。
他人は変えることが出来ない。変えることが出来るのは自分自身だけなのです。
仕事内容は覚えることが沢山あります。先輩からあなたのペースなんかお構いなしで情報のインプットがされていきます。
新く学んだことはメモをとり、それをノートにまとめるという作業を繰り返す。この作業は私にとって、就職後15年以上たった今も変わらない手順です。
それを繰り返しながら、自分の強みとなる知識を伸ばしすためにオンライン学習や書籍から学ぶ。
そして何か部署内ではだれにも負けない分野を見つける。
それが臨床工学技士と楽しく働いていく近道だよ!
と私は思っています。
偉そうなことを話しましたが、この記事があなたにとって何か役に立てば幸いです。
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